9月30日中医協で患者申出療養の制度設計(案)について報告がありました。
この報告に従い、今後省令が出される予定です。
保険承認を目指す制度となったため、実質先進医療と変わりません。安全性や有効性(評価基準は先進医療と同じ)等の審査を行う場として
患者申出療養評価会議が新設されます。先進医療から保険適用外とされ外された医療は、建前上患者申出療養では実施できなくなります。
規制改革会議の議論とは、全く変容した制度になりました。
結局、大山鳴動鼠一匹で、あたかも先進医療Cができたような制度で、制度概要案を見る限り先進医療と患者申出療養の差異が明確ではありません。
ほぼ、未承認薬剤対応の制度になっており、日本版CU制度と言えますが、日本版CU制度は、別途川田議員から導入要望書が提出されています。
実施機関としてがん診療連携拠点病院が報道されていますが、明確ではありません。がん診療連携拠点病院が資料に触れられているだけです。
初回後の追加実施施設は、臨床研究中核病院が判断し、地方厚生(支)局に届出することになりました。
患者の費用負担も保険外併用療養費は診療報酬算定方式で、「患者申出療養に係る特別料金の費用」は先進医療の技術料の
取り扱いと同様になっています。