必ず保管しておくべき資料

  保険加入に際して様々な資料が提示され配布されます。当然、約款を受け取っているはずです。最近は、WEB約款といって文書の約款は交付されていない場合もあります。約款以外には、実は告知書の控え、パンフレット、重要事項説明書が渡されているはずです。これらの資料は必ず保管しておくことをお勧めします。

  重要事項説明書は、契約概要と注意喚起情報が含まれていて、金融庁の監督指針で交付することが義務付けられています。契約概要は、契約内容の重要部分を説明し、注意喚起情報は、告知義務やクーリングオフなどが説明されています。多くのお客様と契約しなければならない保険会社は、約款と証券交付し、契約の内容を読めば分かるようにしています。しかし、約款を読み詳細を理解している方は少ないのが現実です。お客様に重要な事項、特に不利益になるような事項は重要事項説明書で契約時に説明していなければなりません。したがって、重要事項説明書や募集人が説明に使用したパンフレットは、保管しておき契約時の説明と実際の保障内容に食い違いがあった場合には証拠資料として価値を有することになります。